〈企業インタビュー〉

トッパン・フォームズ株式会社

2020,12,22

企業

小俣 景子(デジタルヘルスケア開発グループ)
× 福村 裕二(総務部)

女性の“見えない悩み„に寄り添う。
健康経営から考えるわたしの温度®

リズムを知って得られる安心感が
働く女性にもたらすメリットとは。

小俣 「わたしの温度」は、女性特有の高温期、低温期のリズムを自動計測できるツールです。そのため、女性ホルモンの変化により起こるココロやカラダの状態を誰でも簡単に把握できます。私自身、妊活で毎朝基礎体温を測る大変さを経験していたので、開発する中でこれは女性にとって役立つ製品になるという思いがありました。実際、モニターに協力いただいた皆さんから「自分のリズムを知ることで生活にメリハリが生まれた」、「理由のわからないイライラや感情の起伏に振り回されないようになった」など、喜びの声をたくさんいただいています。

福村 正直、女性特有の体調不良やリズムは実感としてわかりづらく、男性側から声をかけるのは難しいものです。女性特有の悩みに対するケアの必要性は以前から認識していましたが、今回社内で「わたしの温度」を開発したことで新たな気づきも得られ、その必要性や重要性を再認識しました。

小俣 ひとくちに女性特有の悩みといっても、妊活だけでなく、生理不順や更年期、それに伴う体調不良や精神的な落ち込みなどさまざまな場合があります。形のない不調に対して、自分のリズムを知ることで得られる安心感は大きい。「今はこういう時期」と体調に合わせてスケジュールを調整するなど、自発的にコントロールしやすくなるため、働く女性にとっても大きなメリットがあります。

個人差のある悩みにどう寄り添うか。
「働きやすい環境づくり」に貢献。

福村 国が社員50名以上の事業者に義務づけているストレスチェックをはじめ、メンタルヘルスに対するケアは、いまや企業の健康経営において当たり前になっています。採用はもちろん、女性管理職が年々増えている昨今、そうした女性特有の悩みにも企業として「どのように寄り添えるか」を考える必要があるでしょう。

小俣 女性側も頑張ればなんとかなると無理しがちな傾向があります。多くの企業で導入されている生理休暇も、「生理を知られたくない」、「ズル休みと思われるのではないか」などの理由から取得をためらう女性も多いと聞きます。また、生理も含めた女性特有の体調不良やリズムは、「個人差」が大きく、生理痛ひとつとっても全く症状の出ない人もいれば、寝込むほどの人もいる。女性同士であってもわかり合えない部分もありますね。

福村 センシティブで個人差の大きい悩みであるからこそ、一人ひとりに寄り添い、安心感につながる「わたしの温度」が果たす役割、価値がある。不調を見逃したり、無理をしたりして大病に至ってしまうと会社としても大きな損失です。

小俣 はい。その意味で「わたしの温度」は働く女性にとって、ココロとカラダのケアに非常に役立つアイテムといえると思います。

“見えない悩み„をケアする重要性。
「わたしの温度」はひとつの答え。

福村 「わたしの温度」をはじめ、こうした表からではわかりづらい“見えない悩み„へのケアが企業の健康経営の一環として広がるのはすごく意味のあること。年代や性別にかかわらず、さまざまな選択肢があることで、社員一人ひとりがイキイキと働ける職場づくりの実現や生産性の向上、企業の活力につながるのではないでしょうか。

小俣 その通りですね。「わたしの温度」は女性の悩みに着目した製品ですが、開発部門では今後、健康と深い関わりがあるといわれる「睡眠」や「ストレス」、そして男性特有の悩みに寄り添う製品なども開発していきたいと考えています。

福村 企業は「人」です。個々のパフォーマンスや働きやすさにつながる社員の健康管理やヘルスケアへの注目は、今後ますます高まっていくはず。総務部としても大いに期待しています。