〈企業インタビュー〉
リコージャパン株式会社

2020,10,19
※所属・役職、本事例の内容は執筆当時のものです。

「わたしの温度®」を社員さまにモニターとして貸し出していただいた企業さまへ
使ってみた感想をお聞きしてみました。

ヘルスケア

川口智由さん 39歳
(宮城県/リコージャパン㈱宮城支社)

ダイバーシティ推進や働き方改革を
加速させる中で女性の健康に
フォーカスした取り組みに注目

SDGsを推進する立場から
女性向けの新しいソリューションとして
「わたしの温度®」に関心

ー「わたしの温度®」のモニターになったきっかけを
教えてください。

川口さん(以下、川口)トッパンフォームズ(現 TOPPANエッジ)さまの展示会で実際の商品を目にしました。弊社は2018年から3年連続で「ホワイト500」(※健康経営優良法人の大規模部門)に認定されており、社員の健康に対する取り組みを全社で積極的に行っておりますが、「女性の健康」に特化している取り組みというところに、関心を持ちました。

ーご覧いただいて、どう感じましたか。

川口 弊社ではSDGs(※Sustainable Development Goals=「持続可能な開発目標」の略語。「3.すべての人に健康と福祉を」「5.ジェンダー平等を実現しよう」といった17の目標がある)を経営の中心に据え、持続可能な社会を目指して取り組みを強化しております。私はまさにSDGsの推進役を担っています。私自身はそれまで「PMS(月経前症候群)」という言葉も概念も知りませんでした。「わたしの温度®」を見て、こういったソリューションが世の中にあるんだ、こういうものが必要な女性社員もいるのではないか、と思ったのが率直な感想です。SDGsのテーマ、「誰一人取り残さない」を実現するためにもこのようなソリューションは大変興味深いと感じました。

つらい生理痛があっても
無理をしてしまう。
リズムが可視化されているので
体調管理がしやすくなった

ー実際にモニターとして「わたしの温度®」を使っていただいた感想は?

川口 毎日朝の決まった時間に基礎体温を測るのはなかなかハードルが高いですよね。私自身は約3年前に妊娠・出産を経験しています。その際、自分の体のリズムを知るために基礎体温を含め、血圧や体重などを毎日測っていた時期があったのですが、妊娠・出産が落ち着くとそれ以降は測ることをやめてしまいました。やはり目的がないと毎日計測するのは面倒に感じてしまったのが素直な感想です。「わたしの温度®」はデバイスを付けて寝るだけなので、非常に簡単でラクに温度リズムを把握できる点が良いと思いました。

ーご自身の健康管理にいい影響はありましたか?

川口 毎月生理のたびに腹痛や倦怠(けんたい)感があるのですが、どうしても無理をしてしまいます。痛み止めを飲んで、でもやっぱり我慢して……という生活だったのですが、「わたしの温度®」で自分のリズムが可視化できた点は非常に良かったです。「もうすぐ生理がくる」というのがひと目でわかりますから意識的に体を温めたり、無理にスケジュールを詰め込んだりしないように調整することができました。あとは生理痛に効くレシピや対処法が見つかればいいなと思いました。

ーモニターさんからのご意見をいただいて、
毎日のレシピや運動も含めた情報提供を行います。

川口 それはいいですね。普段からレシピアプリを見ることが多いので、「わたしの温度®」の中に健康にいいレシピが掲載されているのならとても便利そうです。

ーそのほか、良いと思っていただいた点はありますか?

川口 いままでナイトブラを着ける習慣はなかったのですが、効果を感じています。最初は慣れませんでしたが、モニター期間終盤には、着けないと落ち着かないほどに(笑)。就寝中もバストがケアできるのはうれしいです。

これからを担う若い女性や
共に働く男性にも
「女性のリズム」は知ってほしい

ー「わたしの温度®」をどなたかにおすすめしたいと思いますか?

川口 トッパンフォームズ(現 TOPPANエッジ)さまから、妊活中の女性144名のうち、10名の方がモニター期間中にご懐妊されたと聞きました。(※モニター参加者は168名、アンケート回答数144名)自分の温度リズムがスマホでひと目でわかるので、妊活には大変効果的なソリューションですよね。

ーでは、妊活中の女性にとくにおすすめということでしょうか。

川口 妊活中の女性に限らず、私としてはこれからを担う若い世代の女性に、このようなシステムがあることを知っていただきたいです。特に働く女性にとって女性特有の症状や自身の状態について知ることは重要ですし、何より「知る」ということをきっかけに、自分自身の選択肢も増えていくと思います。その上で、自分のリズムを把握しておくことはとても重要だと思います。また、女性だけでなく一緒に働く男性にも女性のリズムを理解してもらいたいですね。そういう意味でも、「わたしの温度®」のように簡単にデータが蓄積・可視化できるサービスは今後、ますます注目されていくのではないでしょうか。